アップタウンへバスツアー!編
1995.5.18(木) 天気・NY 曇りのち晴れ
昨日、グレイラインのロウワー・マンハッタンツアーに参加した私達は、今日は残りのアップタウンツアーに出発です。でも今日はその前に「アメリカ自然史博物館」に行く予定なので、アップタウンツアーは自然史博物館前から乗ることにしました。このアップタウンツアーはセントラルパークの外側をぐるっと廻る感じですが、もちろん自力ではなかなか行かれないハーレム地区も通ります。
とりあえず、例によって簡単に朝食を済ませてから、セントラルパーク・ウェストを目指し、まずは今更な感じですが、NY観光案内所に行き、色々とパンフレットなどを見てから、すぐ目の前のコロンバス・サークルで記念撮影。しかし、なぜここにコロンブスの像があるのだ?コロンブス像がある理由なんかどこにも書いていないんですけどぉ?それとも知らないのは私だけ?でもコロンブスがアメリカ大陸を発見したのって、西海岸側でしょ?
←うっ、見えにくいけど中央てっぺんにコロンブス像がっ!
せっかくここまで来たんだから、セントラルパークから一旦少し離れる道を進み、すぐ近くにあるリンカーン・センターへ。ここはNYっ子が本命の恋人とのデートコースとして有名なメトロポリタン・オペラハウスや、ジュリアード音楽院があります。この少し離れた道というのは実はブロードウェイなので、夜はリンカーン・センターから劇場街まで一直線はとても華々しく着飾った人たちがいっぱいです。
NYっ子のデートスポット、リンカーンセンター→
リンカーン・センターの中も見学ツアーはあるものの、まぁそこまではいいかな?と思ったので、ここでセントラルパーク・ウェストに沿った道に戻ることに。ここから自然史博物館はそのまま直進すればいので、道に迷うこともなさそうです。少し進むと、セントラルパークの中にある有名なレストラン「タヴァーン・オン・ザ・グリーン」が見えてきました。このレストランも映画に出ていますよね。確かゴーストバスターズで、リック・モラニスがゴーストに追いかけられていた時も、上流階級の人々が楽しそうにお食事していましたね。
ここから少しセントラルパークの中を歩いてみました。すぐそばにはシープ・メドゥと呼ばれる、いわゆる『セントラルパークの芝生からマンハッタン方向を見ている』という雑誌などに載せる写真がよく撮られる場所です。たしかにそこに入ってると「あぁ、この景色、見たことあるなぁ」という景色を見ることができますよ。
そこから更に500m程北上すると、ジョン・レノンが住んでいた(現在でもヨーコ・オノが住んでいる)ダコタ・ハウスが見えてきました。さすがに高級アパートです。でもここは観光客は中に入ることはできません。まぁ当然だわね。でも通りをはさんでパーク側の道にはベンチがあるので座って眺めることができます。せっかく日本からきているんだからお茶でもご馳走…してくれるわけないですね(^^ゞ
![]() |
![]() |
そしてパークにはここで亡くなったジョンを偲んで、ヨーコがイマジンの碑をつくっています。なんでも高額でパークの一部分を買い取ってつくったとか。はぁ〜、ジョンへの愛ゆえでしょうけれど、お金持ちじゃなきゃできないことですよね。 |
| ↑現在でもヨーコが住んでいるダコタハウス | ↑セントラルパーク内のストロベリーフィールズ |
む゛〜、近いようで結構遠い自然史博物館。たどり着いたときにはちょっと疲れてしまったぞ。やっぱり今日も歩きすぎってこと?考えてみたらコロンバス・サークルから直線距離で約1.5km、それにリンカーン・センターなどに寄り道している訳だから軽く2kmは歩いていたのか。
さて、近年のジュラシック・パーク人気で自然史博物館も恐竜の企画展をしています。でも確か'96年まで4階の恐竜部門は改修工事中のはず。見られるのかなぁ?でも改修していても1階の大ホールでは恐竜の骨格標本が展示してあるはずだから、それが見られればいいや。
それにしても入場料$5は安いですよねぇ〜。日本円にして400円強ですよ!($1=83円)いつも思うけど、なんで日本の美術館・博物館の類は高いのでしょう?アメリカだと国立の場合入場料が無料の場合もあるというのにっ!日本ももっと安い料金で展示物を見せて〜!
やっとたどり着いたと思ったら、お腹が空いてしまった。軽い朝食なのにあれだけ歩いたのだから当然かも。早速ミュージアム・カフェである「ダイナー・ザウルス」へ。(この名前かわいいでしょ)ここでの食べ物はもちろんハンバーガーはフライドポテト。名前は「恐竜セット」というだけあって(ちなみにお子様メニュー)ポテトは恐竜の形、そして恐竜のマスコットというおまけまでついていたのであった。ははは;
右端の恐竜のおまけも付いてくるお子さまメニューの恐竜セット→
おいしく食べたあとは、やっと館内の見学です。ここも広いんですよねぇ。とりあえず3階まで上がってから順に降りてこようっと。3階にはアフリカの哺乳類やNYの鳥類・哺乳類の骨格標本や爬虫類の類が展示してあり、意味も無くマンモスの骨格標本と記念撮影なんかもしちゃったよ(^^;)
そして3階のギフトショップではバラまき土産には最適な自然史博物館オリジナルのボールペンを発見!まよわず20本ほどをつかみどり。BEARも10本ほどつかみどり、店員さんにびっくりされてしまいました。
2階ではアフリカの人々という展示品の中に「花形満@巨人の星」を発見!写真を撮ったけど、人に見せたらことごく「コワイっ!」と不評。確かにじっくり見るとコワイのでここには載せないでおきましょう。広い館内をあちこち見学して回り、1階に下りてきました。ここの大ホールに2体だけ恐竜の骨格標本が展示してあって、見られるはず、だったのになぜだかホール内に入ることができずせっかくの恐竜が見られないっ!しかしここでひるんではいられないので警備員の隙をついて開いていたドアから身を乗り出して無理やり激写!ふぅ〜。
←無理矢理さが左の柱に表れている骨格標本写真;
この1階には海洋生物のコーナーが見ものです。なんたって実物大?と思うほど巨大なクジラやイルカがジオラマ構成されていてコワイような楽しいような・・・。充分堪能できますよ。そして自然史博物館といえばやっぱり鉱物でしょう。なんたって、私は鉱物好きなんだもの。これを見なくちゃ来た意味はないでしょう。
この博物館にはとりたてて有名な宝石は展示してないけれど、それでもこには有色ダイヤモンドのコレクションが有名だし、研磨された宝石やら、研磨前の鉱物の状態が無造作に展示してあったりともう私の心をくすぐるものが盛りだくさんで大満足でした。
一通りの見学が終わったので、ここからアップタウンへ行くトロリーバスを待って、いよいよハーレム地区の見学です。バスはまたすぐには来なかったので待っている間に外観の写真など撮っていました。正面とは趣きが違って重厚感がありました。
さて、やっと来たバスに乗り、そのままアッパーウエストを北上し、セントラルパークの北端から西に3プロック離れるとそこはもうハーレム地区の入口。そしてそこにはSt.ジョン・ザ・ディバイン大聖堂があります。この大聖堂はNY英国聖公会派の総本山で1882年に着工し、延々と建設が続いています。そして完成するにはあと100年近くかかると言われているのですが、それってスペインのサグラダ・ファミリアと似てますね。もちろん外観は全く違い、ゴシック様式とビザンチン様式が入り混じった巨大な聖堂です。
この大聖堂の敷地内の公園にピース・ファウンテンという平和像があるのだけれど、なんとも奇妙な像なんですよね。どうもこの平和像の芸術性が私には理解できません。それは私が凡人だから?しかしどう思いますか?この像を見て・・・。一応写真も撮っていたら白人のお姉ちゃん2人が「シャッターお願いできる?」と言ってきたので快く撮ってあげたら、私達の写真も撮ってくれました。でもせっかくのピース・ファウンテンの上部がっかり見切れておりました。思うに外人さんは人をメインに写真を撮るのか、必ずバックが見切れているのだよね。
一番下のは巨大なカニ、その上にはにやけた顔、更に動物がいて、天使風もいる。これって?→
さて、ここはハーレム地区の入口なのでやっぱり物騒です。この大聖堂の正面にもホームレスの人たちがいてちょっとびくびくしながら大聖堂内へ移動です。それにしてもこの中は観光客が誰もいなくて、広いし静かだし、荘厳な雰囲気をかもし出していました。
トロリーバスはここで15分の停車をしてくれたので、私達は降りて写真を撮ることができたのだけど、実は私達の乗ったバスが本日のアッパー地区の最終バスだったのでした。だからここで乗客を降ろし、次のバスを待つなんてことは許してくれず(だって物騒ですから)、15分の停車で観光させてくれたのでした。
時間もそんなに遅くないのに、なぜこの時間で最終バスなのだろうか?と思ったら、どうも今日はハーレム地区で何か集会があったらしく、コロンビア大学の前を通り、裏手のリバーサイド教会の隣、リバーサイド・パークでは黒人の人達が大挙し、交通整理のポリスも大人数が出ていました。そのためバスのルートも変更されていたようです。私ちしてはコロンビア大学なども見学したかったんですけどね。
リバーサイド・パークの北端にあるのはグラント将軍の墓、はて?グラント将軍とは誰ぞ?私ゃアメリカの歴史には(にも、の間違いじゃないか?)詳しくないのでわかりませんでした。でも帰国してから調べたら、南北戦争時の北軍の総司令官で、第18代大統領だった方ということが判明。そうか、そんな偉い人だったのか。どうりでこの墓地が巨大だった訳だ。
バスはそのままハーレム地区の125St.(別名:マーティン・ルーサー・キング通り)をアポロ劇場に向かって走ります。もちろん途中下車や、一時停車はしてくれないので、走っているバスの中からしか写真はとれないのですが、このアポロ劇場はハーレムの伝説的な劇場と言っても過言ではないでしょう。あのマイケル・ジャクソンもがデビューしたのも、このアポロ劇場ですもんねぇ〜。この辺りは比較的安全な場所らしいのだけれど、それでもアポロ劇場のショータイムは22:00とか24:00なので、ちょっと怖くて個人では見に来られるようなところではないですね。
←アポロ劇場(ちょっと遠いね;)
アポロ劇場を通り過ぎたバスはLENOX Ave.にやってきました。イーストとウエストは通常セントラルパークをはさんで分かれていますが、アッパー地区はこのLENOX Ave.を、ミッドタウン以南は6番街(アメリカ街)をはさんでイーストとウエストに分かれています。このLENOX Ave.からハーレムの町並みを撮ってみたらまるでバスから降りて撮ったかのような写真が撮れたけれど、実はバスに乗っていてもカメラはなるべく外を向けないように、写真を撮ったらサッとしまう、ということをしないと危ないと言われていました。
| ハーレム地区といえば建物の壁一面にペインティングしてあったり、バスケをしていたりという印象が強かったのだけど、バスケやっている少年たちは見かけなかったなぁ。あのマイケル・ジョーダンもNYで生まれ、ストリート・バスケをして少年時代を過ごしたというので、未来のマイケル・ジョーダンがいるかと思ったのに!壁画の方もハーレム地区を出る寸前にやっと1件見つけた程度でした。 | ![]() |
![]() |
| ↑ちょっとデンジャラスなハーレムの街並み | ↑やっと見つけた一面の壁画、ダイナミック |
こうしてバスはハーレム地区の観光(?)を終えて、セントラルパーク・イースト地区に入ってきました。う〜ん、やっぱりイースト地区は建物の色が白い。まだハーレムにほど近い場所なんだけどなぁ、街並みが全然違うんだよなぁ。おっ、そして前方にはナゾの渦巻き建物、そうフランク・ロイド・ライトのデザインによるグッゲンハイム美術館が見えてきました。そういえばこの頃、某頭痛薬のCMでヴァネッサ・ウィリアムがこの建物内の渦巻き部分で「痛くなったらすぐ○デス」と妙な日本語で言ってましたね(^^;)
バスがまた少し進むと、突然視界に巨大な建物がっ!そう、メトロポリタン美術館でした。そっか、もうここまで戻ってきちゃったのね。私達が先日ここまで来たときは、月曜の休館日だったから閑散としていたけど、さすがに開館日だと人も多いしエントランス脇の噴水も出ているわ。しかしこの巨大な美術館、1日じゃ到底見切れないわよねぇ〜。
こうしてアップタウンのバスツアーは無事に終了し、ロックフェラーセンターまで戻ってきました。さて、これで今日の観光が終わると思ったら大間違い。今日はこれから更に夜景見物(しかも自力)に出発です。でもその前に・・・。
明日はNY滞在最後の夜になるので、ディナーの予約をしに出かけます。出かけた先は、私達の宿泊ホテル、パーク・セントラルとは目と鼻の先にあるシェラトンNYホテル&タワーズです。ここには全日空のハローツアーデスクが入っています。ちなみにこのシェラトンNYホテル&タワーズの斜向かいにはシェラトン・マンハッタンホテルがあるのでお間違えのないように。
ところで全日空のハローツアーデスク?確か私達は日本航空のツアーであるAVAで来ているはずでは?しか〜し、AVAで予約をするよりも、ハローツアーで予約をする方がなぜだか安かったのであった。私達のディナー、それはブルックリン・ブリッジの側にあるリヴァー・カフェ。こてこての観光名所といわれようとなんといおうとここでディナーが夢だった・・・。そのためにドレスも購入したんだし。ハローツアーデスクのお姉さんはとても親切に予約を取ってくれました。さすがにAVAのツアーで来ているということは内緒にしておいたけど。しかし、やはり人気店、ディナーの予約が取れたのはPM11:00というとんでもない時間だった。もちろんセダンによる送迎もついているので深夜でも安心なんだけど、そんな時間にディナーかいっ!
とにかくディナーの予約も取れたので、夜景見物の前に少し観光と買物です。有名な近代美術館(MOMA)はいわゆる五番街のすぐそばにあるので何度も前を通っている割には中には入らない。現代美術ということで、横尾忠則作のやくざ映画のポスターまであるらしいのだけれど、ちょっと興味なし。このMOMAの前にはアメリカ工芸美術館というのもあります。クラフト・アートの展示、ということで結構穴場らしいのだけれど、やっぱり入らなかったなぁ。
BEARは明日のディナーに着るドレスをまだ購入していなかったので、近くのお店に見に行くことに。入ったお店は割りと地元の人が買いに来るような普通の洋品店。でもここでちょっと素敵なドレスがあったので試着してみることに。するとサイズもぴったり、BEARの雰囲気にもぴったりで、しかも安い。なんて素敵なの〜、もちろん即購入でした。ちなみにこの洋品店の向かいにも似たような洋品店があり、私達はここでバッグを購入。また激安だったんだなぁ〜。
夜景を見るにはまだ早い、ってことでとりあえず夕食です。しつこく来ているイタ・デリ。だってボリュームもあるし、おいしいんだもん。これだけ食べれば満足、満腹。さぁ、エンパイアまで夜景を見に行きましょう。
←今日の夕食。ピザが巨大だけど1人前。
エンパイアの前の靴屋さんでSALEの文字発見!2人して吸い込まれるように店内へ。おーい、夜景は?でもここで靴購入、こうして明日のディナーに向けてドレス、バッグ、靴が揃っていったのでした。満足したのでいよいよエンパイヤーからの夜景見学のためにビル内に入ります。ここで展望デッキへの入場券を購入。
この展望デッキは86階と102階があるけれど、断然86階がオススメです。普通は102階の方が高いんだから、いいと思うでしょう?ところがどっこい、86階の展望デッキは外に出られるのだけど、102階の展望デッキは室内で、しかも小さな窓からしか見られないのでした。だから絶対に外に出られる86階をオススメします。
さて、86階のデッキまではさすがにエレベータも一直線では行かれないので、途中で高層階用のエレベータに乗り換えです。そして到着した展望デッキから見た夜景は・・・、すごーい、きれーい!もう涙が出てきそうなくらいそれはそれはきれいな夜景でした。日本と違って、街灯がオレンジ色に統一されているし、瞬くネオンというのはないし、動いている光は車のヘッドライトorテールライトぐらいで、ずっと見ていても飽きない夜景でした。
夜景撮影は難しい〜;中央で目立っているのはクライスラービル。→
こうしてしばらく夜景を見ていたのですが、あまり遅くなるといくら五番街とは言ってもやっぱり危険なのでそろそろ帰ることに。ちなみに30分くらい見ていたでしょうか?ってことは今ひょっとしてPM10:30?きゃー、危険!さすがに皆さんは車で帰ったりする人が多かったけど、何しろ私達はホテルまで徒歩で帰るのだから、ちょっとドキドキです。五番街もお店が閉まると人なんていなくなってしまうしね。
そしてビルを出て、ホテルに向かって歩き出した私達の前を1組の老夫婦(アメリカ人)が歩いていました。私達はそっと後ろからつかず離れずについてゆくことに。そうすればいくらか安全ですもんね。ロックフェラーセンターまで戻ってきたところで道端でトランペットを吹いている人がいて、なんだかちょっといい感じ。ジャズの名曲、テイク・ファイブを吹いていました。BEARと2人で「なんだか『夜のドラマハウス』だわぁ〜」なんて言いながらホテルに戻りました。
さぁ、明日はいよいよNY滞在最終日、アメリカで一番有名な女性に会いに行くわよ〜!
注)『夜のドラマハウス』とは大昔、ニッポン放送でPM10:50から10分間放送していた連続ラジオドラマで、テイク・ファイブが番組のテーマソングだった。