マーライオンに会いに行こう!編

1994.7.5(火) 天気・シンガポール 晴れ一時小雨(おてんき雨)

ロビー今朝は午前7時半起床〜;うー、夕べは寝たのが結局3時を過ぎていたからほとんど寝てないじや〜ん。眠くてツライよぉぉぉぉぉぉ。朝食を済ませたら、今日は午前8時45分にお迎えが来て市内観光です。眠いと文句を言いつつもバイキング形式の朝食はしっかり食べる。とは言ってもパンと卵とハムとジュースとコーヒーぐらいなんだけどね。でも普段食べないからこれでもしっかりと食べているようなもの。
←朝食後、ロビーで一休み。窓の向こうでは滝が流れているっ!

迎えが来る時間の5分前には集合場所のロビーへ。大抵いつも5分前行動だけど、母がいる場合はもっと早くなるのよねぇ。なぜかせっかちな母。時間ぴったりに迎えのツアー係員がやってきたけれど、今日はここのホテルでもう1組ピックアップするはず、それなのになかなか降りてこないので、係員が部屋に電話をしたらなんとまだ寝てました。まぁ、夕べ到着したのが遅いし、新婚さんだからねぇ・・・。(深い意味はない)

ビクトリア・ホール新婚さんは市内観光をキャンセルしたので私達は出発することに。市内観光は私達の他のジェットツアーの人達と一緒だったので総勢19人(1人はお子ちゃま)です。もちろん大型バスで移動です。最初にやってきたのはヴィクトリア・メモリアル・ホールです。ヴィクトリアと付いているからにはイギリスのヴィクトリア女王のことよね。だってイギリスの植民地時代もあったものね。

さてこのヴィクトリア・メモリアル・ホールは1862年に市庁舎として建てられたものだそうで、時計塔の時計はロンドンのビッグベンと同じものだとか。でも昨年ロンドンに行ってビッグベンも見てきたけど、形も大きさもぜ〜んぜん違うような気がするんだけどなぁ・・・。          ビッグベンと同じに見える?→

シンガポールと言えば有名なのがマーライオン。ここからすぐ近くにマーライオン公園があり、もちろん市内観光でここをはずすなんてことはないので、徒歩移動で行くことに。このマーライオン、ガイドブックなどの写真で見ると、いつも口から水を吐き出しているけれど、今は節水のため?なのか、毎週火曜日しか水を吐き出していないらしい。そして今日は火曜日。なんてラッキーなの?と思いながら見てみると残念ながら水は吐いてしませんでした。え〜、なんで?

シンガポールの都市再開発の波は日本よりスゴイかもしれない・・・。マーライオンが水を吐き出していなかったのも周辺が工事中で、吐き出したくてもできない事情のようでした。ちっ、残念だわよ。ところでのマーライオンはなぜ『シンガポール=マーライオン』なのでしょうか?それはシンガポールの命名に関することのようです。

マーライオンシンガポールの伝説によると、その昔は『テマセク』と呼ばれていたらしいのですが、スマトラのスリビジャヤ王朝のスリ・トリ・プアナ王子がここに来た時に、赤い胴体・黒い顔・白い胸の敏捷な動物を見つけ、あまりの珍しさに同行の部下に「あれはなんだ?」と問い掛けたところ「あれはシンガ(獅子)です。」と答えたので、そこからサンスクリット語で獅子(シンガ)の都市(プラ)=シンガプラ(シンガポール)と呼ばれるようになったとか。
ん〜、シンガポールの名前の由来はわかったけど、じゃあなんでマーライオンは顔は獅子だけど、身体は魚なの?このナゾは解明されていないままなのであった。(結局何もわかっていない私)
←この距離感がないとマーライオンの写真は撮れない;

 

ガイドブック等で見るマーライオンの写真と同じ物を撮るならば、近くに行っては撮れないのだ。なぜかというとあの像は8mもある巨大なもので、しかも海に向かっているのです。だからああいう写真が撮りたい場合は対岸の橋のような場所に行かないと撮れないのでありました。でもそこは観光旅行、ちゃんとそのお写真ポイントに連れて行ってくれました。

巨大なマーライオンの写真を撮ったら、マーライオン公園の中に入っていきます。ここには巨大マーライオンと背中を向けるようにして、子供マーライオンの像があります。なんだか噴水みたいな感じで写真撮影向きだけど、小さすぎて迫力ないなぁ。でも噴水っぽいからこいつは常時水を吐き出していました。しかし正面顔はまぬけっぽいな。

  ↑子供マーライオンは私と同じ位。(165cm?) ↑ほらマヌケ顔

トライショーこの子供マーライオンのすぐ後ろにはシンガポールの乗り物『トライショー(人力自転車)』が置いてあったので、乗って写真撮っちゃった。よく見ると車輪のところが固定されているから撮影用に置いてあるのだろうけれど、誰も乗って撮影なんかしている人はいなかった。私だけか、そんなことをするのは・・・?
←「あらよっ!お客さん、どこまでだいっ?」な〜んてね。(^_^)

今度はバスに乗り、リトル・インディアに移動です。考えてみたらシンガポールは他民族国家なのでしょうか?アラブストリート、チャイナ・タウンもあるんですもんね。このリトル・インディアとアラブ・ストリートは比較的近いけれど、リトル・インディアそのものが結構広いので、全部を見ていくとなるととても時間が足りません。そこはツアー付属の観光だから、見所だけをササッと見学していきます。おっと、移動中のバスの車窓からは有名なラッフルズ・ホテルが見えました。う〜ん見学したいよぉ。

大仏?このリトル・インディアで有名なのは千燈寺院です。寺院の中には15mの巨大な大仏が鎮座ましましています。そのためなのかどうかはわかりませんが、この寺院は土足厳禁です。でも素足はOK。私は素足だったけどしかられなかったですもん。さて、ここの大仏さまは日本の大仏さまとはだいぶ雰囲気が違います。色鮮やかだし、なんだかなまめかしい感じ。ここでツアー参加者との記念集合写真は撮ったものの、内部で撮った写真が一枚もないのは撮影厳禁だったのかしら?                            なまめかしい〜、日本の大仏とは大違い!→

この千燈寺院のすぐ向かい側には龍山寺という中国寺院もあったりして、なんだか不思議な雰囲気。基本的にはここはリトル・インディアなのでインド風寺院が多いですね。中の見学はしなかったけれどスリ・ヴィラマカリアマン寺院の楼門がまたすごかったです。サッと通り過ぎただけだから写真も撮れなかったのが残念です;

ここから今度はマウントフェーバーの丘に移動です。ここは高台になっているので眺めがとてもきれいです。少し遠くにセントーサ島も見てたりして、本当に見晴らしが良く気持ちいい所です。この丘にはシンガポールの国花だと思われる蘭の花があちこちに咲いていました。自然の状態のものや人工的に植え込んだ極楽鳥花など蘭の花だらけ。好きな人にはたまらないけどねキライな人にも別の意味でたまらない所ですね。(笑)

この丘を降りたところで今日のランチです。今日は飲茶ランチ。飲茶は大好きなのでとっても楽しみ♪ところが一見おいしそうに見えた焼きそば状(決して焼きそばではない)のものは今ひとつのお味で、損した気分・・・。でもその後に出てきたタイ米で一見しておいしくなさそうな炒飯がとってもとってもおいしかったんですねぇ。今は日本でも米不足でタイ米が出回っているけど、食べないもんなぁ。おいしくないから。でもそっか、炒飯ならいいのか。(納得)他の飲茶の定番メニューは大変おいしくいただいたんですけどね。

ランチの後はお決まりのDFSです。ここで自由解散なので、ホテルへは各自で帰ることになります。最もDFSから各ホテルへの送迎バスが出ているので、それに乗れば簡単にホテルには帰れるんですけどね。今回の私は特別に物欲があった訳ではないので頼まれたお菓子や、会社へのお土産お菓子程度しか買いませんでした。ここでそんなにゆっくりしているわけには行かないというのも買物をしなかった理由ではあったのですが。

ホテルに戻り、とりあえず買った荷物を片付け一息入れたら今度は夕方からのツアー、「ムーンライト・セントーサ島」に出発です。このツアー、オプショナルでもなんでもなく、普通にツアーの一環として付いていたものです。迎えに来たツアーガイドに明後日のジョホールバルへのオプショナル・ツアーを申し込んでいたら、今朝の市内観光に不参加だった新婚カップルが降りてきました。同じツアーを申し込んでいたようで、セントーサ島へも一緒に行くことになってました。

島内モノレールセントーサ島へのツアーは私達母娘、新婚カップル、熟年カップル(ただしどう見ても夫婦には見えない・・・。)の3組です。まずはバスでセントーサ島へ入ります。この島は車の通行が禁止されているので、島に到着した段階でバスは本土に戻ってしまいます。政府が観光目的のために開発した島で中にはホテルやビーチ、ゴルフ場などあります。
←このモノレールが島内を巡回(ガイドブックより)

水族館私達は到着後、島内を巡回している無料モノレールで水族館「アンダー・ウォーターワールド」に向かいます。ここはトンネル状の水槽の中を動く歩道に乗って移動して行く水族館、サメや巨大なエイなんかもいて、割と楽しいですよ。見終わって出てきたところにギフトショップがあるのはご愛嬌かな?(笑)                       アンダー・ウォーターワールド入口→

水族館を見学した後は、ラサ・セントーサ・ホテルの前にある真っ白い砂浜が広がるシロソ・ビーチを通り、お待ちかねの夕食です。夕食は島内の豪華ホテル、ビューフォート・シンガポールで頂きます。さすがにリゾートホテルなので、豪華なのに少しも気取ったところがなくいい感じのホテルです。客室の見学もしたかった〜。

ディナー・メニューはメインがステーキか魚のチョイスだったので、いつものように私がステーキ、母が魚にして半分づつ頂きました。うふん、おいしいっ♪このとき、通路をはさんで隣に座っていた熟年カップルの会話がコワかった・・・。やっぱりご夫婦ではなかったようで、内容がアヤしいのなんの。ま、色々ありますね。(苦笑)

夕食が済み、迎えの係員が来て、今度は本土に帰る前にこの島の名物であるミュージカル・ファウンテンの見物です。ファウンテン・ガーデンで行われるミュージカル・ファウンテン(要は音楽に合わせて噴水が踊るってヤツね)は昼間も行われているけれど、何と言っても夜のライトアップしてのミュージカル・ファウンテンはサイコーにきれいです。これは新婚カップルには気分大盛り上がりだったことでしょう。
←ライトアップされたファウンテン・ガーデン(ガイドブックより)

これで今日の行程は全て満喫して、あとはホテルに戻るだけ。あぁ、楽しかった。今日は早く寝ようっと。

←ミュージカル・ファウンテン(ガイドブックより)     

<トップに戻る> [お買物&クラーク・キーへ!編に続く]