市内でお買物をしよう?編

1995.5.15(月) 天気・NY 朝のうち雨、のち晴れ

今日は早起き〜、したのにありゃりゃ、雨が降っているよ。うみゃ〜今日はお買物に行く予定なのにぃ。とりあえず朝食を食べに行こうっと。朝食はホテルの斜向かいにあるパンケーキのお店。う〜ん、典型的なアメリカン・ブレックファースト。と喜んで注文しようと思ったらすんごく高い。1人$20ぐらいしたかなぁ〜(1,700円弱くらい)。でもそのかわり、量がものすっごく多くて巨大なパンケーキが4枚とサラミのように太いソーセージがどどーんと乗っているしBEARが頼んだフレンチトーストなんか6枚もあるし、付け合わせのポテトは山ほどで、さすがに食べきることはできませんでした。(写真を撮らなかったのが残念だわ)でもおいしかった〜。

今日のコースは五番街からロワー&アッパー・セントラルパーク・イースト方面です。このロワー&アッパー・セントラルパークはイーストとウェストがありますが、雰囲気が全然違うんですよねぇ。色で言うとイーストは白い印象、ウェストは茶色の印象なんですけど、こんな印象を受けたのは私だけかな?

st.パトリック全景なぜ五番街から出発するかというと、明日はウッドベリーコモンのファクタリーアウトレットへ行く予定にしているのでJCBプラザで申し込みをしてから、と思ったからです。さて、JCBプラザでアウトレットの申し込みをお願いしたら、いわゆる日本人向けのガイド付きツアー7時間コースというのと、グレイライン(日本でいうところの『はとバス』?)で行く送迎のみのツアー10時間コースのどちらにするか、と聞かれました。

どうやら普通の日本人旅行者はガイド付きツアー7時間コースを申し込むのがほとんどのようですが、実はそれだと往復に3時間程度取られてしまうので、現地にいられる時間は実質4時間程度です。かなり広い敷地なので、4時間では到底足りないと思っている私達は迷わずグレイラインの10時間コースを申し込みです。これだと現地には7時間いられるし、実は値段も安いんですよね。それに日本語ガイド付きといっても往復のバスの中だけだったら別に必要ないし・・・。まっ、なんとかなるでしょ。
←ちょっと暗いのはお天気が悪いから、のSt.パトリック大聖堂

明日の申し込みも無事に済んだので、やっと今日の予定に出発できます。とりあえずSt.パトリックの全景でも写真撮っておこうっと。しかし今日は観光ではなく、買物のはずなのに果たして買物はできるのだろうか・・・?ティファニー本店

昨日は日曜日でお休みだったShopも今日は軒並み開店しています。さぁて、NYといったらやっぱりティファニーの本店は覗かないわけにはいかないでしょう?シルバー製品だったら買えるかなぁ?なんて思ったりもして。お上品な格好じゃないけれど、入れてくれるかしら?どきどき・・・、あら、ノープロブレムで入れたわ。ちょっと拍子抜け?
                            泣く子も黙る?ティファニー本店。朝食は別に食べない・・・。→

せっかく入ったティファニーなのに、あんまり買う物がなくてちょっとがっかり。代わりに高級宝飾品を見て、しっかりと眼の保養はさせてもらったんだけどねぇ。さすがに高級宝飾品と私達の格好はそぐわないらしく店員さんも何も勧めやしない(^^;)

ティファニーを出て、セントラル・パークに向かってずんずん歩いていくと、そこには見たことのある巨大なホテルの姿がっ・・・!そう、それはホームアローン2でカルキン少年が一人で宿泊していたホテル、The Plazaでした。このホテルのオーナーは大富豪ドナルド・トランプ氏なので、内装は金ピカらしいです。だって、ティファニー本店の隣にあるトランプ・タワーなんて外観からして金ピカだもんね。ちょっと趣味悪いかも・・・。
←成金、金ピカホテル?のザ・プラザ。でも中に入ってみた〜い;

The Plazaの正面には私の大好きなおもちゃのデパートであるF.A.O.シュワルツもあります。もちろん入りますよー。だっておもちゃやさん、大好きだもん。

F.A.O.シュワルツに入ると正面にデーンとあの名物の時計。これは映画「ビッグ」にも出て来たけど、実際はNY店でのロケではなかったらしい・・・。                 →

このへんちょこりんな人はF.A.O.シュワルツのインフォメーション係の人なのだ。あんまりダサダサでカッコ悪くておかしかったので、記念撮影してもらっちゃいました(^^;)     →→

F.A.O.シュワルツでは大好きなカエルのカーミットを買おうと思っていたのに何もグッズがなくてがっかりして、お店を後にしたのでした。さぁてと、それではこれからはセントラルパーク・イーストに行ってみましょう。はぁ〜やっとだ。
地図参照←この地図も重いので、テレホタイムなどに開けてみてください。

セントラルパーク・イースト側から入ってまず目につくのが巨大な岩石というか岩盤です。これはどうやら氷河期時代のものが露出しているらしいのですが、NY(マンハッタン島)はこの巨大な岩盤の上に乗っているから地震が起こらないということらしいです。これは香港と同じ理由ですよね。

北上中セントラルパークはよく「日本(東京)で言えば日比谷公園みたいなものだよ、都会の真中に公園があってさ」なんて言われますが、全然違いますよぉ〜。広さからして違うし、雰囲気も全く違う!大体、日比谷公園をセントラルパークと比べるなんておこがましいことです。

園内はあまりに広くて、中心付近に行けば行くほど物騒なので、観光客はおろかニューヨーカーすら一人歩きはしないということなので、ほどほどのところでパークから出て五番街を北上してみることに。
←この五番街を北上中ですが、緑が多くて気持ちいい♪かなりお気に入りの道です。

ここからしばらく北上を続け、ちょうど五番街の82thSt〜102thStまでの1マイルはミュージアム・マイルと呼ばれています。その名のとおり美術館がいっぱい。中でも82thStにある、メトロポリタン美術館(通称:MET)は世界第4位の規模で世界中の人々から愛されている美術館。でも今日は月曜日、ご多分に漏れず月曜日は美術館はお休みなのであった。まぁ、今回は特に美術館に行くのは予定にしていないからいいんだけど、ちょっと無関心に予定を立てすぎたかな?

ミュージアム・マイルの代表的美術館3館
↑メトロポリタン美術館。休館なので閑散; ↑グッゲンハイム美術館。ここは前衛美術
  が多い。でも収蔵品より外観が有名。
↑国立デザイン・アカデミー。収蔵品は?

ちょこっとだけ美術館についてのご説明を・・・。METで有名なのはヨーロッパ絵画の間にあるゴッホの「アイリス」「糸杉」、フェルメールの「水差しを持つ女」、またアメリカ美術のコレクションは世界最高と言われています。
グッゲンハイム美術館は収蔵作品は近代から現代の作品が多いけれど、なんといっても美術館の設計が、「ヨドコウの迎賓館」の設計をした
(というよりも「旧定国ホテル」の設計といった方がわかるでしょうねぇ(笑))フランク・ロイド・ライトの合衆国に残る唯一にして最後の作品なので、外観そのものがアートです。
国立デザイン・アカデミーはなんとなくかわいかったので写真を撮ったけれど、実はここよりもニューヨーク市博物館
(104thSt)の方が見るものはあるようです・・・。さすがに遠すぎて断念したけどね。

さて、ミュージアム・マイルをずんずんずん、と歩いてとうとう94thStの国際写真センターまで来たところで疲れがピークにっ!そりゃ、歩きすぎというものです。最もこれより先に進んでも周りは高級住宅街ばかりで見るものはないのでマディソン街に入りショッピング(ウィンドゥ含む)をすることにしましょう。っていうか、今日はお買物の日では?

ポロマディソン街を今度はずんずん南下していると、困ったことに2人してトイレが恋しくなってきました。マ、マズイ・・・。近くには気安くトイレを貸してくれそうなカフェもショップもホテルもない。焦る私達。顔面蒼白になりながら自然と早足に・・・。トイレが恋しくなってから実に2km(約30分)ほど歩いてやっとポロ・ラルフローレンのショップが見えてきたときにはホーッと胸をなで下ろしましたね、ホントに。

とにかく早くショップの中へ入ろう・・・。急いでショップに入り、地下のトイレに降りてみるとトイレは「ただ今清掃中」の札が・・・。でもあまりにせっぱ詰まった表情だったのか、お掃除のおばさんが「OK!入っていいわよ」と声をかけてくれました。ありがとう〜、おばさん〜((T_T)るー)         ポロ・ラルフローレン本店。トイレ借りただけ。あれ?買物は・・・?→

さて、ホッとしたところでトイレを借りただけというのはあまりに失礼なので、一応店内をぐるっと見て買物する意志だけは見せて、ポロ・ラルフを後に・・・。だってやっぱり高いし、買えないのよねぇ〜。やはりこういうお店より私達にはデパート(しかも庶民的な)が似合っているのかも。

と、いうことで今日の最終目的地である庶民派デパート、ブルーミングデールズ(通称:ブルーミーズ)に行くことに。ブルーミーズでは意地でも$10は買物しなくてはいけない。それはなぜか?アメリカのホテルのフロントには必ずと言っていいほど色々なショップの割引券、プレゼント券などが置いてあります。そしてデパートなどの場合は「$10以上お買い上げの方にはオリジナル・ギフトをプレゼント」なんていうのがほとんどです。大抵のデパートはそのオリブルーミーズジナル・ギフトはデパートの名前の入ったトートバックだったりして、しかもとても使いやすいのです。
←巨大デパート、ブルーミーズ。でもNYの庶民派デパートはみんな巨大かも。

お土産を買うのが目的のブルーミーズ、オリジナル・グッズはなかなかかわいいのでちょっとしたお土産には本当に便利。マグカップとか、靴下なんていうのもあります。ここで私は自分で使うようにと通勤に便利そうなバッグを購入。もちろん$10以上していたのでレシートを持ってカスタマーセンターへ。すると、オリジナル・グッズはなんとTシャツでした。これは珍しいっ。トートバッグだったらお土産として誰かにあげようと思ったけど、Tシャツだったのでしっかり自分のものになりました。ラッキー♪

あぁ、歩き疲れて足がパンパンになってきた。夕ご飯食べてホテルに戻ろうよ、もう夕方なんだし・・・。とかいいながら「そうだっ!グッチのリュックを見に行こう」といきなり重い足を引きづりつつ五番街のグッチ・ショップへ。あった、あった。お目当てのバンブーリュック。私が欲しいのは黒のリュック。でもその隣のシーズンカラーの淡いパープルのリュックも捨て難い、と悩んでいたらショップのお姉さんが「何なら取っておいてあげるわよ」と言って(もちろん英語、多分そういう意味のことだったと思う)、名刺をくれました。彼女の名前はANDREA。さすがに残りの日数がまだ長いので、ここで買ってホテルに置いておくのも怖いのでとりあえず保留にしておいてもらいました。

ブルーミーズの大きな紙袋を持って夕飯を食べに行くのもちょっとイヤだったのでひとまずホテルに戻ることに。今日の夕飯は何にしようかなぁ〜?と思ったけどやっぱりイタ・デリに行くことに。だって安いしおいしいんだもん。さて、ご飯食べてホテルに戻ったら、明日はアウトレットに行くので早起きだからシャワーして早く寝ようっと。

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